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2015年12月13日 (日)

「深見東州のぜんぶ私の歌、ぜんぶ私の話」2015年12月11日前半

「深見東州のぜんぶ私の歌、ぜんぶ私の話」
ラジオNIKKEI第1 毎週金曜日 23:30~24:00
提供:たちばな出版 みすず学苑
事業家、教育者、芸術家など多彩な顔を持つ深見東州氏が物事の森羅万象を語る新時代の“ラジオエッセイ”です。

2015年12月11日放送分、今回のテーマは「受験勉強」。前半部分を書き取りました。


日本の学校は入るのが難しくて卒業が簡単。韓国の受験地獄に比べるとまだましかなあ、なんていう話しもあります。

私はもう受験勉強ほど苦しんだものはないです。誰よりも苦しんで葛藤したから、その反省を踏まえて予備校をつくりましたときに、すべて活かされましたんで、だいたい受験生のあらゆる悩みは、だいたい全部私が経験した(笑)。

そういうふうに子供のころから優秀でエリートで賢かったというわけではない。だからそういう生徒の気持ちがよく分かって、予備校も38年やっているわけですね。多くの経験を踏まえて皆さんにお話しできることはいっぱいあると思います。

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ペンネーム:ナッツーさん。
10代、女性。
こんばんは、私は今、受験生なのですが、いろいろとぐれてしまって勉強も学校もダメダメです。人間関係があまりよくなくて、一人になったらどうしようといつも思います。まわりからどう思われているのか、すごく気になります。自分の性格を変えなきゃと思うのですが、なかなかできない。こういうことをくり返しています。どうしたら自分の性格や人間関係よくなりますか。よろしくお願いいたします。

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これはどう考えてもごく普通ですよ。ぐれてしまって勉強も学校もダメダメ、人間関係もダメダメ・・・・・・、なんてね。

なぜかというとですね、日本全国12月とか11月の受験生はみんなこんなこと思うんです。現役の高三生というのはこう思うんですけど、浪人になってきますと、これが3倍、二浪になってくると10倍、三浪になってくると半分開き直って5倍というふうに、何乗、何乗というかたちで積み重なってくるものなんです。

ですからこの時期は誰でもこのようなことを思うんですね。これはなぜかというと、9月の真ん中ぐらいを過ぎてくると、受験生はどうなってくるかというと。

春は伸びやかで、やるぞ、頑張るぞと思うんですね、夏はなんか暑くてボーッとしてても積極的なんですね。秋になってくると、秋は悲しい別れ、物憂く考えるとき、夏に食べすぎたもので髪の毛が抜けていくとき、もともとない人は頭が輝くとき、頭皮がね、そういう意味で逃避したくなるんです、人間っていうのは。

そういうことで、秋になってきたら物憂くなってくるので、受験生というのはだんだん不安と恐怖と心配、そして空回りが始まるんです。それで10月になってくると、ますます深くなって、志望校を落とそうという気持ちになってくる、不安で。

ちょっとでも模試の判定が悪いと、志望校を下げますね。そうするとどうなるかというと、テンションも下がるもんだから、勉強時間も集中力もますますダメになってきて、下げた志望校も通らなくなるんです。

だから、模試の判定が”もし”だめでもですね、志望校は絶対下げるな、と。テンションも下がって、下げたとこも通らなくなるよ。というのが受験生に共通する心理なんです。
11月になりますと、「胸突き八丁」のときっていいましてね。胸突き八丁は八丁味噌ってありますけど、要するに山を登る8合目くらいかな。酸素が乏しくなってきて、歩けども歩けども歩けども、頂上が見えないんです。

そうかといって元に戻ろうと思っても、下山するのは登る以上に大変なんで、結局登ることもできず、降りることもできない。酸素が薄くなってくると、精神的にも肉体的にも心身ともに疲れて登れなくなっちゃってる。そういうのを胸突き八丁というわけですね。

そういうときどう乗り越えればいいのかというのは、上を見て頂上はまだまだなのかとか、これから下山するのもできないからヘリコプターをチャーターして降りようかなとか、剛力さんに頼んで背中押してもらおうかとか、いろいろ考えるんですよ、酸素が薄くなって疲れてくると。

その胸突き八丁の越え方というのは、たった一つ、目の前の一歩、目の前の一歩、だけ考えて、一切他は何も考えないんです。目の前の一歩、目の前の問題集、目の前の入試典型問題を一題ずつ、一題ずつ解いていく。

これを私がよくいうのは、「蚕はだまって桑を食む」といって、おかいこさんは、ただ黙々とシャカシャカと桑を食べてて、そのエネルギーで繭(まゆ)を口から出してやがて、春になったら繭から出て、ガになって羽が生えて飛んでいくわけです。

だから、繭をつくって、繭から離れて空を飛ぶためには、今は黙々と桑の葉っぱを食べるしかしかたないときに、私はなんで桑の葉っぱを食べるのか。桑があったからといって、いったいこれ繭ができて、ちゃんと無事に脱皮できるんだろうか。わたしちゃんと飛べるんだろうか。飛んで何やるんだろうかと考えながら、おかいこさんは葉っぱくっているかっていうんですよ。

ただ黙々と目の前の葉っぱを食べているように、受験生は黙々と目の前の問題集を解き続けると。それができないんですよ。

しかし、この時期は自分だけじゃなくって全ての全国の受験生が同じ心理なんです。隋の時代に始まった科挙の試験というのは、何万人に一人しか通らないんで、その時代からずーっと何千年変わらない受験生の共通心理です。

みな受験というのは自滅して失敗するんです。入試典型問題を一定以上の量を解いて、一定時間勉強したら誰でも不合格にならないです。不合格にならないということは、どこか受けたら、一定以上のレベルのところどこか必ず通るんです。

風邪ひくとか何かで、第一志望ダメでも、それに匹敵する第二志望でも合格しますから。まあ8割から9割は合格します。

落ちない勉強方法をするのはいいんですけど、これで通るんだろうか、どうなんだろうかと考えて自滅して勉強が手につかなくなるんです。
「蚕はだまって桑を食む」
目の前のものを黙々と解いていくというのは、いかに難しいことか。

禅のお坊さんで、こういう話しがあります。
「あたしはいろいろと悩み事があってね、仕事が手につかないんです、お坊さん。どうしたらあたしは、悩み事がいっぱいあって手につかないのが、仕事が手につきますか」という質問に対して

禅のお坊さんの答えはひとつ、
「あー、そうか。いろいろ考える余地がないくらいに仕事しろ」と。

人って、目の前の仕事に集中していないから、要するに暇だから、あれこれあれこれ考えるんです。いろいろ悩みがあって、仕事が手につかないんじゃないです。仕事に専念していないから、いろいろ考えるんです。

やっていたら、しなきゃならないこと一つ一つなんで、要するに人間というのは暇だから悩む、暇だから考える。

「小人閑居にしてこれ不善をなす」
忙しくしておったら、やること一つなんですね。

受験生というのは、そういうことで、秋になってくると、そういう季節なんですね。常に不安と心配と恐怖と、そして胸突き八丁になってくると、こんなことやってどうなるのかっていう、要するに空回りするんです。

それで、正直にどうなのかっていうと、人の心理は逃避するんです。逃避の一つが志望校を下げよう、それか受験勉強なんかやめよう、次に大学なんか通ってどうするんか、高校なんか通ってどうするんか、受験が全てじゃないじゃないか。大学が全てじゃないじゃないか。何で行かなきゃないかんのかというふうなことを考える。

東大がって、東大が全てじゃないし、大学が全てじゃないだろう、というふうに頭の中の逃避が始まるんですよ。

もし、東大が全てじゃないっていうのなら、東大に通ってからいってくれ。早慶、早慶っていうんだけど、早慶が何だというなら、早慶に合格していうんならかっこいいんだけど。合格しない人間がいうと、これ負け犬の遠吠えっていうんですよ。

大学行って何になる、と大学生がいうのはいいんですよ。大学いってない人間がいうのは負け犬の遠吠えです。それは自分があえて選択してこの道行くっていうのはいいんですけど、しかたなく大学行かなくなったというのは、これはやっぱり負け犬の遠吠えなんで、通ってからやめて、あえて違う道に行くっていうのは、これはかっこいいですよ。

そういう負け犬の遠吠えのようなことをいっちゃいかん。

だから、そういうことで、この時期はみんなそうなるんですよ。日本全国ぜんぶそうです。38年予備校の校長先生やってますけど、私も含めて何百年、明治時代の一高、二高、三高いってた人も、江戸時代の昌平黌、その前の藤原・・・勧学院、空海のつくった綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)はどうだったか知りませんけど。

やっぱり競争があるところはみなそうですよ。それを越えた人が、選抜された優秀な学校に行けるわけだから、その自分との戦いっていうのがあるのが受験の素晴らしいところだ。

だから、受験っていうのは素晴らしいもんでね。受験できる授業料を親が出してくれる。それで4年間それだけの自分の好きなことできて、遊びもできて勉強もできるっていう時間をもらえたということはありがたく感謝しなければならないことで、行きたくても行けない人がいっぱいいるわけですよ。

世界中には、行きたくても行けない人がいっぱいいるわけです。そういうことを考えずに、受験の悩みなんてことはぜいたくな悩みでね。

これは、このぐれちゃったナッツーさんはですね、自分だけが大変だと、私がぐれちゃったと思うんですけど、日本全国の受験生、11月にはみな胸突き八丁で、皆ぐれています。自分だけじゃないんだ、日本全国の人間皆そうなんだ。何十年間も何百年間も皆この時期はそうなるんですよ。

その中でひとり冷静に、「蚕はだまって桑を食む」黙々と問題をやり続けた人間が、実力つくから、一番に大学に入れる。それだけのことなんです。

そして12月になってくるとどうなるかというと、恐怖とパニックですね。そして、1月になってきたらもうボーッとなっちゃって手がつかなくなります。だから普通の予備校は9月になったら出てこなくなって、12月くらいになったらほとんど1/3も来ないです。

みすず学苑は3月の中旬まで来させますからね。家にいても絶対勉強していない。僕がそうでしたから。家にいて通ったのか通っていないのか気になって、ボーッとして手が動いていませんよ。

だから、家では絶対勉強していないからといって、ご父兄にもいって、無理やり出てきて、とにかく人がいる前で、適度な緊張感をもってやったらやれるんですね。皆さんそうなんです。

だから、いろいろとぐれてしまってダメダメということではない。皆さんこの時期ぐれている。人間関係があまりよくない、ひとりになったらどうしようっていうのは要するに、精神構造が心配であり空回りをしているときなんで、人間関係があまりよくないと思ってそういうふうに不安神経症になって、皆さんそういうふうに思うんです。ちょっとしたことが。

今は普通の精神状態じゃないんだと思って、3月になって試験が終ったり、受験やめたと思ったらたちまち人間関係よくなるし、こんなこと思わなくなるんです。受験生のこの時期だからこそ。

現役生もこの時期そうですけど、浪人生になってくるとこの3倍ですよ。二浪になってきたらさらに3乗です。それは誰でもそうなんだと。どんな人でもこの時期そうなるんだと思って、自分だけじゃないよと思うことが、まず大事なんですね。

自分の性格とか人間関係なんかがよくなるはずがないし、性格なんか変わるはずないですよ。性格は変えるもんじゃない。アラが目立たないようにすると(笑)。

なるべく長所を出して、性格がゆがんだまま明るく元気に幸せに生きていく。ゆがんだ性格はなおるわけないですよ。小っちゃい子ならいいんだけどね。10代後半から性格ががらっと変わったなんていうことはあり得ないことなんで、性格はゆがんだまま、変わったまま、明るく元気にアラが目立たないように隠して、いいところを前に出して生きていく人生なんで。

そういうふうに考えた方がよりポジティブな考え方なんで、性格を変える必要ありません。今の性質のまま、ゆがんだまま長所を活かしていく。

性格を変えるなんていうのは、「三つ子の魂百まで」でね。赤ちゃんでもね、ギャーギャー、ギャーギャーいう子っていうのはDNAですね。

そういうことで、突然、変わろうと思わないのに変わっちゃったりしますよ。環境がね。ですから、変えなきゃなんて思わないこと。性格とか人間関係なんかよくなるわけないんで、そう思っておるだけのことですよ。

みんなはどうなのか聞いてみたら、いや○○ちゃんはすごくいい性質で、人間関係なんかもいいと思うんだけども、自分がダメだと思っているだけじゃないの。っていわれると、「なんだそうなのか」。ほとんどが思い込みってこと多いですよね。受験生は皆そう。思い込む。

ということで、また受験生についてはいろんなアドバイスがあるんで、お話ししたいと思います。




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